和歌山で開業20余年の鍼灸院です。
自律神経を整え、不定愁訴改善の力になります。

「後出し」の言葉かけ

和歌山は、不登校の子どもさんが多い県なんだそうです。

不登校や多動、暴力を振るったり、リストカットなどの問題行動をしてしまうお子さんや、もっと日常的に、子どもさんが宿題をしない、なんていうことで困っている方、子どもさんに対してどんな言葉かけをされていますか?

大人は先のことまで色々予測出来てしまうので、ついつい先回りした言葉かけをしがちです。

「もう宿題やった?」
「早く勉強しなさい!」
「そんなことしてたら将来困るよ!」などなど…。

子どもさんには、命令したり、怒ったりするのはよくありません。

大人は、子どもさんが自分から相談してくるのをとにかく待つのです。

例えば、宿題をしない子どもさんに対しては、してない姿を見ていると声をかけたくなると思いますが、そこをぐっと我慢して放っておきます。

そして子どもさんが、「どうしよう、宿題やってない!時間ない!」などと自分から言ってきた時に初めて、「じゃあどうする?」と答えて、どうするかを自分で考えて決断させるのが良いのだそうです。

大人が先回りしてあれやこれや言うのではなく、子どもさんが自分から相談してくるのを待つことで、スムーズに交渉が進められるのです。

大人は子どもの為を思って先回りした命令を押し付けがちですが、子どもは命令されると反発します。

待つというのは忍耐が必要ですが、子どもさんからの言葉を聞いて、自分で考えて決めさせてあげると、自分で決めたことはすんなりと出来ることが多いです。

「後出し」を心掛けて、子どもさんに接してみて下さい。