和歌山で開業20余年の鍼灸院です。
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自律訓練法

皆さんは、「自律訓練法」って聞いたことありますか?

ドイツの精神科医によって開発された「身体をゆるませて心をほぐす」という、心身を効果的にリラックスさせる代表的な方法のことです。

元々は心身症の治療として発展したものですが、ストレスや緊張を和らげる効果があることから、一般の方の健康増進、不眠の解消などにも良いと言われています。

心身がリラックスする時は、まず始めに手足の筋肉が弛みます。(この時、手足がなんとなく重たいという状態になります。)
続いて、筋肉が弛むことで血流が良くなって、手足の皮膚の温度が上がり、暖かさを感じるようになります。

この流れを意識的に自己暗示をかけてあげることで、本当に心身がリラックスしてくるというわけです。

私も「自律訓練法」のことは知っていましたが、この訓練法を取り入れて、効果を感じられたという患者さんに出会い、改めて興味を持ちました。

最近よく聞く「マインドフルネス」に似ているように思いましたが、その患者さんいわく、マインドフルネスは静かに瞑想するという点で何かと雑念が入りやすいけれど、自律訓練法は自己暗示をかけるための言葉があるので、雑念をあまり気にしなくて済むところが取り組みやすいとのことでした。

眠る前の入眠儀式として取り入れると、スムーズに良い睡眠に導いてくれると思います。

明日、やり方をご紹介しますね(^^)