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温かくて美味しいものを

「医食同源」という言葉を聞いたことがありますか?

これは、どんな病気も食べ物によって治すことが出来る、つまり、食べ物には薬に匹敵するほどの効き目があるということを伝えたものです。

色々な症状に合わせて効果がある食べ物があるのですが、特に心の症状について(落ち込み、怒り、イライラ、不安、憂鬱などなど)に効果があるのが「温かいもの」です。

温かい食べ物には、精神的な疲れをすばやく取り去る効果があるのだそうです。

精神的に辛い時には食欲自体が湧かないこともあるでしょうし、料理をする気持ちになんかなれないこともあると思います。

そんな時は、インスタントのお味噌汁やスープのような、お湯を注ぐだけで出来る簡単なものでかまわないので「温かいもの」を食べるよう、心がけてみましょう。

人間の心と身体は表裏一体なので、心が落ち込むと身体も弱ってしまいますし、逆に、身体に疲れが溜まると気持ちも不安定になりやすいです。

なので、心が疲れているなという時には温かくて美味しいものを食べて、まず身体にエネルギーを届けることで、心を落ち着かせ、より良い状態に回復させてあげて下さいね。