和歌山で開業20余年の鍼灸院です。
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不眠について〜ツボ編〜
不眠についての第2弾です。

前回は呼吸の方法をお伝えしました。
続いてご紹介するのは、布団の中で出来るツボ刺激です。

『労宮(ろうきゅう)』というツボが手のひらにあり、自分でかんたんに刺激出来るのでおすすめです。
このツボには、副交感神経を働かせることによって緊張を緩和させ、気持ちを落ち着かせる効能があります。

〜ツボの取り方〜
手の親指を外にして残りの4本の指を曲げて握り、中指と薬指の先端が当たる辺り、手のひらの真ん中辺りが『労宮』になります。
(上の写真をご参照下さい)


〜刺激方法〜
前回お伝えした呼吸法を活用し、息を吐きながらゆっくり押さえ、吸う時に緩める、というのを左右10回ずつ、3セット繰り返して下さい。

最近寒い日が続きますが、皆さん体調は大丈夫ですか?

当院に来て下さる方々にお話しを聞いてみると、不眠に悩んでいるという方が多くいらっしゃいます。

なので、今回は不眠についてお話しします。


夜 横になると過去のことを思い出したり未来の心配をしてしまい ネガティブな気持ちになることが 眠りを妨げる原因の一つです。


そこで、気持ちを落ち着け リラックスするには『呼吸』が大切になります。

普段は意識せずにしている『呼吸』ですが、少しのコツを知って行うことで 格段により良い眠りに近づけますよ。



〜〜腹式呼吸〜〜

みなさんも 腹式呼吸という言葉は聞いたことがあると思います。
これからお伝えするやり方を、ぜひ実践してみてください。


(1)仰向けになります。


(2)10〜20秒間、ゆっくり口から息を吐きます。(この時 お腹に手を当ててもらいますと空気の出入りがイメージしやすくなります)


(3)2秒ほど息を止めます。


(4)鼻から自然に息を吸います。


この(1)〜(4)を5分ほど繰り返してもらいますと、全身の力が抜け 自然とリラックスできます。身体が眠りの体制に入るということですね。




今回は不眠について、なかでも呼吸についてお話ししました。次回は睡眠に関わるツボについてお伝えしたいと思います。