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自律神経が乱れる理由

健康でいるために大切な自律神経ですが、このバランスが乱れる理由は何なのでしょう?

まず大きな原因の1つは、皆さんご存知の「ストレス」です。
適度なストレスは心身を強くするのに役立ちますが、ストレスが強すぎると自律神経のバランスが乱れてしまいます。

精神的ストレスや身体の疲労などのストレスはもちろんですが、それだけでなく、激しい寒暖差も身体には大きなストレスになります。
季節の変わり目に体調を崩しやすいというのは、自分でも知らないうちに気温によるストレスを受けているのが原因のことが多いでしょう。
先にお伝えした「春バテ」もその一種ですね。

また、お天気で体調が左右されるという方は、気圧によるストレスで自律神経が乱れていると考えられます。

2つ目に、生活習慣の乱れも原因になります。
不規則な時間に寝起きしたり、食事を摂ったりしていると、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズに出来なくなり、バランスが崩れる原因になるのです。

あと、加齢も原因の1つのようです。交感神経の働きはあまり変わらないのですが、30代以降、副交感神経の働きは徐々に低下していくことが分かってきました。
なので、歳を重ねるにつれ、どうしても交感神経が優位な状態になりやすくなってしまうのです。

現代では、ストレスを感じずに生活するというのはかなり難しいですし、加齢も避けられません(>_<)
ですから、どちらかというと副交感神経を優位にする時間を持つように意識して、自律神経のバランスを整えていくことが大事だと思います。