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首ポキは恐ろしい

首ポキは恐ろしい
「宝くじで1億円当たった人の末路」という本のタイトル、聞いたことありませんか?

時々新聞広告に載っているのを見ていて、気になったので読んでみました。

タイトルの宝くじの話以外にも、色々な人の末路についてそれぞれの専門家に取材し、著者が結論をまとめて解説をつけるという内容で、面白かったです(^^)

その中の1つに、「癖で首をポキポキ鳴らし続けた人の末路」というのがあったので、ご紹介します。

この末路については、肩こりに特化した鍼灸マッサージ治療院の先生が取材に応じていました。

先生によると、首の関節を鳴らすことは百害あって一利なしの行為。

高頻度で首を鳴らし続けていると、頚椎周辺の組織の損傷を起こし、身体に深刻な負担を与える可能性があるとのこと。

具体的には、首を通っている血管の内部を傷つける恐れがあり、傷ついた部分が変性すると動脈硬化が促進されます。
そして、血栓が形成されやすくなります。

その血栓が何らかの影響で脳に進入した場合、脳梗塞が発生する危険性があるのです。

自分でちょっと首を鳴らすことが直ちに命の危険に繋がることは考えづらいけれど、長期にわたり常習的にやっていると、中枢神経を損傷したり、循環器領域での生命を脅かす疾患の遠因になってしまうことも考えられる、ということでした。

そう説明されるとなんだかちょっと恐ろしい感じがしますね(>_<)

でも本当に、頚椎は重要かつデリケートなところなので、もし頻繁に首をポキポキ鳴らす癖のある方はなるべく控えめにして、首を大切にしてあげて下さいね。