和歌山で開業20余年の鍼灸院です。

黄砂アレルギー

この時期、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状は出ていませんか?

花粉症が国民病のようになり、天気予報の時に花粉情報も教えてくれるなど、2月頃から花粉の対策を考えることは当たり前になってきました。
暖かくなってくるのは嬉しいけれど、花粉症に悩まされている方にとってはツラい季節ですね。

2月中旬からスギ、3月中旬からはヒノキの花粉がよく飛散するそうですが、3〜5月にかけて、風向きの関係で中国から黄砂も飛来してきます。
晴れているのに空が黄色っぽく霞んだり、車などに黄色っぽい砂が積もったり…というのが黄砂です。
今の時期にくしゃみや鼻水の症状が出ている方は、もしかしたら花粉ではなく黄砂の影響を受けているのかもしれません。

黄砂の中に含まれるカビ、ダニ、ホコリ、そしてPM2.5という有害物質などが、アレルギー症状を引き起こす原因です。
黄砂やその他の有害物質は、花粉の10分の1以下の小ささなので、花粉用のマスクではすり抜けてしまい、肺の奥まで入って蓄積します。
ぜんそくや肺炎などを引き起こす可能性もあるとのことです。
元々ぜんそくを持っていたり、気管支の弱い方は特に注意が必要ですね。

残念ながら黄砂アレルギーに対しては今のところ特効薬はなく、対策としてはとにかく体内に入れないよう気をつけることに尽きるようです。

花粉や黄砂に負けないよう身体の抵抗力を高めて、この時期を乗り切りましょうね(^^)