和歌山で開業20余年の鍼灸院です。
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呼吸で自律神経を整えることが出来るというお話を今までに何度かお伝えしていますが、深い呼吸をすることは、背骨を整えることにもつながっています。

深い呼吸をすると、横隔膜が上下に大きく動きます。

横隔膜は背骨と肋骨に付着していて、他にも呼吸に使われる筋肉の多くが肋骨に付着しています。

深い呼吸をすることは、背骨と肋骨を動かし、さらには内臓のマッサージをすることにもなるのです。

逆に言うと、背骨や肋骨周りの筋肉が固くなっていると動きが悪くなり、どうしても呼吸が浅くなってしまいます。

深い呼吸をして全身に新鮮な酸素を届けてあげることは、健康を保つ上でとても大切なことです。

胸の周りの筋肉をゆるめてあげると自然と深い呼吸がしやすくなるので、固まってるなぁと思う方は、ぜひ一度ほぐしに来て下さいね。
小さい骨がいくつも積み重なって出来ている背骨。

背骨は、骨盤の上に自然なカーブで積み重なっているのが無理のない正しい状態です。

猫背、反り腰など、自然なカーブが失われていると背骨は不安定な状態なので、生活の中でかかる重力に負けずに安定させるため、背骨の周りの筋肉が過剰にはたらくことになり、首や肩のコリや腰痛などの症状が出やすくなります。

また、背骨からは内臓につながる神経もたくさん出入りしているので、背骨の状態が悪いことは内臓の不調を引き起こす原因にもなってしまうのです。

悪い姿勢で固まってしまっているなぁという自覚のある方がいらしたら、まずは背骨周りの筋肉をゆるめて、背骨が正しい位置に戻りやすくしてあげることをおすすめします(^^)
人間の骨格の中で、最も早く老化するのは背骨だと言われています。

早い人だと、二十歳くらいから老化現象が現れる方もいるそうです。(老化現象とは、加齢による大きな変形のことだけでなく、動きづらい、痛みがあるなど、本来の働きができない状態のことを指します)

背骨の老化を引き起こす要因は、主に「重力」で、小さな骨が積み重なって出来ている背骨は、重力の影響を受けやすいのです。

加齢が進んで筋力が落ちてくると身体が重いと感じられたり、しばらく寝込んでいた後はだるくて起き上がれない、などというのも重力の影響です。

朝起きた時が一番身長が高いというのを聞いたことがありませんか?

これは、寝ている間、重力から解放されるからなのです。


大事な試験や仕事の前など、何かはっきりとした理由がある時は、自分が緊張してるな、とか、硬くなってるな、ということを自覚しやすいと思いますが、何もなくても普段から変に力が入って緊張状態になっている人は結構多いです。

何もない時に緊張しているなんて、ほとんどの方は自覚していないでしょうが、呼吸が浅くなっていたり、歯を食いしばっていたり、肩に力が入っていたり、無意識に身体を緊張させていることがあるので、時々自分の身体をチェックしてみて下さい。

力を入れてるつもりがないのに力が入ってしまっている、という状態を解放してあげるためには、一度意識的にグッと力を入れてから脱力してあげるのが有効です。

肩をグッと上に持ち上げてからふっと脱力する、手をギュッと握ってから脱力する、深呼吸をする、などのリラックス出来る動作を日常に取り入れてあげると、身体の緊張がほぐれてラクになりますよ(^^)
大事な試験や試合、発表会の前や、仕事で大きなことをする時、何か新しいことを始める時など、緊張すると自律神経の交感神経が優位になり、心だけでなく筋肉も緊張状態になります。

「手に汗握る」とか「肩肘を張る」、「肩に掛かる」などという表現があるように、手や肩には心のストレスが現れやすいと言われています。

ストレスがかかっていると、手首や肩まわりに硬さが現れるのです。

なので、リラックスしたい時には手や肩まわりを意識して緩めてあげると効果的です。

意識的にゆっくり動作を行うことも副交感神経を優位にしてバランスを取れるので、ゆっくり腕の上げ下げをしてみるというだけでも心が落ち着くのを感じられると思います。

また、緊張した時には手のひらに「人」という字を書いて飲み込むという方法もご存知の方が多いと思いますが、手のひらの真ん中には心を落ち着かせるツボがあるんですよ(^^)

もし緊張する場面があれば、ぜひ意識して試してみて下さいね。
しばらく春らしいぽかぽか陽気で絶好のお花見日和でしたが、予報によると今日からガクンと気温が下がり、また冬に逆戻りかと思うような日が続くようです。

昔から春先は「三寒四温」で、寒い日と温かい日を繰り返しながら本格的な春に向かっていくと言われていますが、それにしても今年は例年以上に気温の差が激しいように思います。

早くも半袖姿になっている人を見かけた日もありましたが、これから数日はまた肌寒い日になりそうなので、せっかく片付けた厚手の洋服をまた引っ張り出すことになるかもしれません。

日頃元気な人でも、こんなに激しい気温差に揺さぶられたら身体はかなりのストレスを受けてしまいます。

新しい季節に向かって、自分で思っている以上に頑張ってくれている身体を、どうぞいたわってあげて下さいね。
冬から春に向かっている季節の変わり目で気温が不安定な今、体調を崩している方はいませんか?

同じ日々を過ごしていても、毎日の気温の高低差についていくために、身体はいつも以上に頑張っています。

知らず知らずのうちに感じているストレスで自律神経が乱れがちなこの時期、バランスを整える簡単な方法の1つとして「ろうそくの炎をただ見つめる」というのもおすすめです。

ろうそくの炎は「1/fゆらぎ」という自然の中にあるリズムで揺れるので、ゆらゆらと大きくなったり小さくなったりする炎を「きれいだなぁ」とただぼんやりと見つめるだけで頭の緊張がほぐれ、自律神経のバランスが整い、気持ちも落ち着きます。

なんとなく本調子じゃないなぁという時には、ぜひこんな簡単な自分をリセットする時間を取ってあげて下さいね。
私はどうも寝ている間に強い力で歯を食いしばっているようで、時々歯の詰め物が欠けたり取れたりして、歯科のお世話になります。

今も、何度か欠けたことがある同じところがまた欠けてしまい、治療中です。

欠けたところがあるとちょっとしみたりもするし、口の中がずっと気になって無意識にストレスを感じてしまいます。

皆さんも、きちんと歯磨きをして虫歯にならないようにしていても、肩コリなどから歯茎がういてしまうことや、私のように寝ている間に歯を食いしばって歯茎に負担をかけたり、ということはないですか?

口の中の不快感は身体全体に影響が出てしまうので、早めに歯医者さんで診てもらうことをおすすめします。

私も早く完治して口の中が気にならなくなるのを楽しみに、頑張って歯科に通う日々です。

ほめ日記を書くことでどんな良いことがあるのかというと、まずは脳が活性化するとお伝えしました。

次に、身体と心が軽くなるという効果が期待できます。

ほめ言葉を聞くと脳が喜ぶのですが、これは心にも身体にも「喜びの指令」が伝達されるということです。

他者に言ってもらう方が嬉しいと思うかもしれませんが、脳にとっては他者からのほめ言葉でも自分で自分に言うほめ言葉でも同じものとして受け取り、反応をするそうです。

ということは、誰かにほめてもらうのを待つのではなく、いつでもどこでも自分で自分にほめ言葉を言うことで、喜びを自給自足できますね(^^)

ほめ日記を続けることで、気持ちが落ち着き、自分を大切にし、尊重する気持ちが大きくなります。

そして、不安や心配が減り、前向きなやる気や行動力が出てきます。

心が元気に前向きになってくると、自律神経のバランスが良くなり、免疫力も上がり、体調が整ってくるのです。

脳が活性化して若々しくなることで、心も身体もエネルギーが湧いてきて若返るという「ほめ日記」。

だまされたと思って、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
「その日にあったことの中から、自分をほめることを探して書く」のが「ほめ日記」です。

ほめ日記を書くことで具体的にどんないいことがあるのか、ほめ日記を推奨している本に書いていることをお伝えしますね。

1つは、脳の活性化。

ほめ言葉は脳を喜ばせることが脳科学で証明されています。

脳が喜ぶほめ言葉を字で書くことで、脳の若さと健康を保ち、記憶力をアップさせることにつながります。

日記に何を書こうかと一日を振り返って思い出そうとすることで、記憶力を良くし、脳の老化防止に効果的です。

また、そうして毎日自分をほめる習慣を付けることで、脳にスムーズにほめ言葉を伝えられるようになり、自分だけでなく他の人をほめることも簡単に出来るようになっていくそうですよ(^^)

次回に続きます。