和歌山で開業20余年の鍼灸院です。
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人間は、自分にとって良いことはすぐに当たり前になってしまい、反対に自分にとって悪いこと、不都合なことは不快なのですぐに気付きやすいようになっています。

イヤなこと、身体の痛みなどには素早く気付いて対処しないといけないという、本能的な防御反応なのでしょうか。

でも、それをそのままにして、イヤなことばかりに気付いてそちらに引っ張られる生活を送るのはもったいないと思いませんか?

そんなこと言っても目を逸らそうと思っても痛いものは痛いからしょうがない、というのもよく分かります。

痛いところがないからそんなこと言えるんや!と言う人もいます。

けれど、何にせよ自分の痛みを他人に変わってもらうことはできません。

なので、まずは自分にしか感じられない痛みは自分でしっかり受け止めて、あーここがこんな風に痛いなぁと感じ切って下さい。

痛いことを気が済むまで感じてからでいいので、痛いのは変わらなくても、他に大丈夫なところがあるなと元気な部分に目を向けてみたり、この痛いのが無くなったら何をしようかと考えたりと、痛みから目線を逸らす方向に頑張ってみてはいかがでしょう?

自分にとって不都合なことを解消出来るのは、自分だけです。
コロナウイルスのおかげで、人がいるところでの咳やくしゃみが非常にやりづらくなり、今は風邪も引けないなと思う日々です。

でも最近、くしゃみしたり鼻が痒かったりという症状が出ること、ないですか?

風邪でもなさそうなのにそんな症状が出る場合、それは黄砂アレルギーかもしれません。

今の時期、車を見ると黄砂がたくさん飛んで来ているのがよく分かります。

いつもと違って今年は外出時にマスクをしているので吸い込む量はだいぶ少ないはずですが、やはり知らず知らずのうちに身体に取り込んでしまっているんでしょうね。

暑くなってきましたが、コロナ&黄砂対策としてもうしばらくマスクをする生活を続けた方が良さそうです。



人工甘味料は天然の食品ではないので、体内でブドウ糖に分解出来ないから熱量が計れない=カロリーゼロということになるという話の続きです。

「体内で分解出来ない」ということは、人工甘味料を口にしたら分解されずにそのまま排出されるのかと思ったらこれがそうではないそうで…。

恐ろしいことに、人間の持つ消化酵素で分解出来ない物質は、そのままの状態で代謝されずにずっと身体の中に残るらしいんです。

本には、最終的には肝臓や腎臓などの臓器に化学物質として残り続け、免疫力の低下につながっていくのではないかと書かれていました。

人工甘味料の歴史はまだまだ浅いので、身体にどんな影響が出てくるのか分かってくるのはこれからのことになります。

ですが、身体で消化出来ない物を口にすることが身体に良いとは思えません。

「カロリーゼロのものなら太らない」と思ってつい選んでしまいそうになるかもしれませんが、気をつけて下さいね。
砂糖を使ってないのに甘みを感じる、カロリーゼロの商品を見たことありますか?

そういった商品は、砂糖の代わりに人工甘味料を使っているとご存知の方は多いと思います。

でも、なぜ人工甘味料はゼロカロリーなのか、理由まで知っている人は少ないのではないでしょうか。

先日娘が借りてきた本にその理由が書いてあったので、お伝えしますね。

「アスパルテーム」「スクラロース」「アセスルファムK」、この3つが日本で多く使われている人工甘味料だそうです。

この3つは全部が天然には存在しない甘味成分で、人間にとっては異物になります。

自然の食品を食べた場合、人間が持つ消化酵素でブドウ糖に分解する時に熱量が発生してカロリー換算出来ます。

ですが人工甘味料は自然のものではないので、人間はそれらに対する消化酵素を持ち合わせていないためブドウ糖に分解することが出来ません。

なので、そもそも熱量の計りようがない=カロリー換算出来ない=カロリーゼロということになるんだそう。

どうやら単なるノンカロリーというのとは話しが違うみたいです。

続きます。
緊張してドキドキする、とか、ピンチに追い込まれて頭が真っ白になる、といった経験は誰にでもあると思います。

これらは身体のストレス反応で、こうしたストレスを感じると、身体が固くなって実力が発揮出来にくくなったり、覚えているはずのことが全然出てこなかったりと色々な悪循環に陥りがちです。

一方で、ジェットコースターが好きな人は、乗る前には楽しみでドキドキしませんか?

ピンチでどうしよう…という時のドキドキと、楽しみなことを前にしたドキドキは、「緊張」と「興奮」で全然違うように思いますが、実は身体の反応としては同じなんだそうです。

なので、緊張してイヤなドキドキを感じた時に、「楽しくなってきた!」「おもしろくなってきた!」と言うだけで、緊張が興奮に変わり、ストレスに強くなる効果があるとされています。

同じドキドキなら、ワクワク興奮するようなドキドキを感じた方が楽しいですよね。

緊張のドキドキを興奮にすり替える方法、機会があればぜひ一度試してみて下さいね。

皆さん、骨密度を測ったことはありますか?

最近は、健康フェアのようなイベントで、無料で計測してもらえることも増えてきたので、病院以外のところで測ってもらったことがある方もいると思います。

外出自粛の今、あまり太陽の日差しを浴びられていない、運動も出来ていないとなると、どうしても骨も弱ってきます。

骨を丈夫にして骨密度を上げるためには、日差しを浴びることと、骨に適度な刺激を与えてあげることが大切。

家の中でも出来る体操として、つま先立ちしてから、かかとをストンと落としてかかとの骨に刺激を与える「かかと落とし」がおすすめです。

ふらつきが気になる方はどこかしっかりした所につかまって、危なくないようにして下さい。

外出自粛が終わった後、元気に出かけられるように、今出来ることをしっかりやっておきましょうね。
皆さんは、胃腸の調子が悪い時、どうしていますか?

薬を飲む、消化の良いものを食べるのも良いと思いますが、何かを取り入れるよりも、胃腸の負担を軽くするのに一番いいのは「食べない」ことです。

軽い断食のような感じで、固形のものは食べずに、水分を、出来れば水か白湯だけを飲んでしばらく過ごすことで胃腸の負担が減り、調子が回復するのが早くなります。

知り合いが胃腸の不調で病院に行った時、お医者さんから「ほとんどの胃腸の調子の悪さは食べなかったら治ってくるんやけどなー」と言われたそうです。

もし胃腸の不調に悩んでいるなら、水分補給はしっかりした上で、ちょっとお腹をすかして調子を見てみるのもいいと思いますよ。

連日コロナ報道が続き、それを聞いているだけでもじわじわと疲れが溜まってきていませんか?

まだまだ収束の兆しが見えず、不安になるなと言っても無理な話ですね。

いつ頃終わると分かっていたら耐えられるというところもありますが、先が見えない今、考えてもしょうがないことが色々ぐるぐる頭を巡ってしまい、必要以上に疲れている方が多いのではないかと思います。

心身ともに不安で疲れていると、免疫力も下がってしまいます。

自分で免疫力を下げてしまっては本当にもったいないので、こんな時こそ家で、自分で、道具もお金もなくて出来る免疫力アップの最強手段「深呼吸」をぜひ毎日の習慣に取り入れて下さい。

「今、息を吸ってるなー、吐いてるなー」と意識しながら呼吸するだけで瞑想と同じ状態になり、マインドフルネスの効果が期待出来ます。

不安な気持ちが消えない方は、ドロドロした黒い不安な気持ちを身体から吐き出すイメージで息を吐き、吸う時にはキラキラしたキレイな光を身体に取り込むイメージで息を吸うことをおすすめします。

イメージの力は大きいので、騙されたと思ってやってみて下さい(^^)

「病は気から」と言われるように、気持ちが病気を作るというのは本当のことだと思います。

なので、悪いところ、痛いところに目を向けるより、大丈夫なところ、元気なところを見て気持ちを前向きに保つことは、体調管理の面においてとても大事です。

とはいえ、痛いものは痛くて気になるし、出来ていることは当たり前で、出来ないことばかり目についてしまうのが人間というところもありますよね(^^;)

ですから、身体に気になるところがあって前向きな気持ちになれないという場合は、まず少しでも身体の不調を軽くしてあげると気持ちもラクな方に持っていきやすいはず。

全ての不調がすぐにゼロにはならなくても、ちょっとでもラクになったところに気付けたら、そこに目を向けて全体によい調子を広げるイメージを持ちやすいと思います。

免疫力の高い身体がいつも以上に求められている今、鍼灸施術でちょっとでもラクになる経験をしてみて下さい(^^)


子どもさんは休校が続き、全国的にも外出を自粛するようにということで、普段より家に居る時間が長くなっている方が多いと思います。

普段とは違う生活の中で、ご飯はいつ、何回食べていますか?

1日3食が基本という方が多数派でしょうが、きちんとお腹がすいてから食べてますか?

「時間だから」「決めたルールだから」「美味しそうだから」などなど、空腹を感じていないのに頭で考えて食べていないでしょうか。

ちょっとお腹すいたな、というくらいですぐに何か食べたりしていると、身体の感覚がどんどん分からなくなってしまいます。

空腹感は、人間に絶対必要な動物的ともいえる本能なので、きちんと感じることが大切です。

空腹でいると、身体の奥で眠っていた野生の部分が目覚めることにつながります。

また、人は空腹な時、脳で脳由来神経栄養因子というタンパク質が作られて、記憶力が良くなるという実験結果が出ているそうです。

家に居る時間が長いと時間に関係なく食べることも出来てしまいますが、そんな時こそ、意識して空腹感を感じる機会を作ってみることをおすすめします。