和歌山で開業20余年の鍼灸院です。
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胃腸の調子はいかがですか?
年末年始には、忘年会、新年会や、親戚の集まりなど、普段より食べたり飲んだりする機会が多くなりますね。

お休みが続くと、ついだらだらと食べ続け、飲み続けになったりして、胃腸に負担をかけてしまいがちではないでしょうか?

胃腸の調子がいまひとつ…という時に、ぜひおすすめなのが「足三里(あしさんり)」というツボです。

松尾芭蕉が「奥の細道」の序文に記していたりして結構有名なので、名前を聞いたことがあるという方もいらっしゃると思います。

「足三里」のツボはその名前の通り足にあるので自分で刺激しやすく、胃腸の調子を整えるだけでなく、足のだるさや疲れ、体力増強などたくさんの効能がある万能なツボなので、覚えておくと体調管理に役立ちますよ。

ツボの場所は、膝のお皿のすぐ下の、外側のくぼみに人差し指をおき、指4本を揃えて当てて、小指が当たっているところになります。

少しくぼんでいたり、押さえてみて、ずーんとする感じがあるところがツボの場所なので、周辺を押して探してみて下さい。

万能な「足三里」のツボで年末年始の疲れを癒して、2019年を元気にスタートさせて下さいね(^^)

最近疲れやすいなぁ、と感じた時、何か運動して体力作りしなくちゃ、なんて思ったりしませんか?

私自身は時間のある時にジョギングするのが趣味になっていて、良い気分転換にもなるのでおすすめなのですが、日頃から運動習慣のない人にはいきなりジョギングというのはハードルが高いかもしれませんね。

屋外を歩いたり走ったりするのは外の景色が変化するので、それも良い刺激になるのですが、雨が降った、寒い、暑いなどでなかなかいいタイミングが見つけられないということもあると思います。

なので、疲れやすい身体の改善策、体力作りの基本中の基本として、姿勢を正しくして生活することを一番におすすめします。

普段から生活するには支障なく動けている方も、常にお腹に力を入れて背筋を伸ばすことを意識している方は少ないと思います。

そこに意識を向けて生活するだけで、筋力アップして体力もついてくるし、お腹も引っ込んでくるはずです(^^)

簡単なことなので、ぜひ意識してみて下さいね。
やはり「病は気から」
身体の不調には心が関係しているということについて書かれた本が、たくさん出てきています。

東洋医学では昔から心と身体はつながっていると考えられていますし、私自身も色々な方と接してきた経験上、身体の調子と心の持ちようは本当に深く関わっているなと実感する日々です。

「本当の自分に出会えば、病気は消えていく」という本の著者は、言葉や心理の技術を駆使するメンタルトレーナーで医師ではないのですが、クライアントの心にアプローチして、心の中にある誤った思い込みやセルフイメージに気付き、「脳の動かし方」を変化させることにより病気や不調が解消されていく姿を見て、「病は気から」は事実なのだということを実感する経験を重ねているそうです。

著者は、病気をつくっているのはその人が心の中で意識・無意識に感じているズレであり、そのズレとは「自分の人生を生きていない」というものだと記しています。

実際には存在しない思い込みや誤ったセルフイメージ、またそれらをつくっている脳の動かし方が原因なので、そこを修正し、ズレを解消した時=「本当の自分」のまま、本来の「生きる目的」に沿って生きる選択を取り戻した時、病気をやめられるということです。

手術したり、薬を飲んだりせず、脳の動かし方を変えることで病気が治ってしまうなんてなかなか信じ難いことかもしれませんが、本当に不調を克服したいのなら、試してみる価値は充分にあると思いますよ。

脳の動かし方を、より良い方向へ変えていくお手伝いもしていきます。


最近は本当に寒くなりましたね。

普段は平気でも、冬になると手足が冷えてなかなか寝付けない、とか、寒くて身体が縮こまって固まってしまう、という悩みをよく聞くようになってきました。

私自身は昔から手足の冷えはほとんど感じたことがなく、お風呂上がりは冬でも裸足ですが、足先が冷たくなることは滅多にありません。

手もいつも温かいのですが、この時期は温かさを特に良く感じていただけるようで「この手を持って帰りたいわ〜」と言われることも(^^;)

最近は、今まで以上に「気(エネルギー)」を意識して施術にあたっているので、施術中の手はますます温かくなっているように思います。

寒いとどうしても身体が硬くなり、あちこちコリがたまりやすいです。

そんな縮こまった身体を、温かい手でほぐしてみませんか?

ぜひ、私の手から出るエネルギーを感じてみて下さいね(^^)
末端冷え性の方におすすめ
ちょっと前には初夏のような気温の日もありましたが、ここ数日でさすがに12月らしい寒さになってきましたね。

寒いとどうしても血液が末端まで行き届きにくく、手足の先が温まりにくくなり、冷えを感じる方が増えてきます。

冷えを感じる時、末端まで血流を促し、温めるためにおすすめなのが、手足の指と指の間のマッサージです。

手の指の間は「指間穴(しかんけつ)」というツボで、左右に3ヶ所ずつあります。

足の指の間は、親指と人差し指の間も加えて左右4ヶ所、こちらは「八風(はっぷう)」というツボです。

この、指の間の水かき部分を押したり揉んだりすると、冷えの改善に効果的ですよ。

左右の手の指を組むのも、指の間を刺激するのに良いポーズです。

手の方の「指間穴」は冷え対策だけでなく、自律神経を整える効果もあるので、日頃から刺激してあげるといいですね。

手のツボは自分で刺激しやすいので、ぜひ生活の中に取り入れてみて下さい(^^)


毎日を楽しく過ごすコツの1つとして、「美味しく食べる」ことを心がけることをおすすめします。

「美味しい物を食べる」のではなく、「美味しく食べる」です。

この2つの文はよく似ているけれど、実は大きく違います。

美味しい物を美味しく食べるのは当たり前のことで、それは意識しなくても誰でも出来るはず。

そうではなくて、何を食べる時でも、もし味が好みでなかったとしたら、どこか他にいいところがないか探してみて、「いい気分」で食べるように意識すると、消化も良くなり体調も整いますよ。

「何」を食べるかより、「誰」と食べるか、や、「いつ」「どこ」で食べるかなど、周りの状況で美味しさが違って感じられたという経験、どなたにも思い当たることがあるのではないでしょうか?

毎日の中で、より良いところに意識を向けて生活するクセをつけていくと、同じように思える日々もどんどん楽しめるようになってきますよ(^^)
昨日は12月とは思えないほど暖かい一日でしたね。

ニュースでも取り上げられていて、半袖を着て街を歩いている人たちの映像が流れていました。

今年はこのまま暖かい冬になるのかと思いましたが、これからグッと寒くなるらしいですよ。

私は冬生まれだからか寒さには強く、空気がキリッとしている冬の朝の感じが大好きなので、これからだんだん寒くなっていくのは楽しみです。

夏は暑く、冬は寒いという四季を感じられるのは日本に住んでいる特権で、徐々に季節が変わっていくのは良いのですが、数日のうちに大きな気温差があるのは身体にとってかなりのストレスになります。

気温差ストレスで免疫力が落ちたところに、寒くて乾燥した環境になると、どうしても風邪を引きやすくなってしまいます。

昨日の暖かさに油断せず、これからくる寒さにしっかり備えて下さいね。
身体のどこかに痛みやしびれなどの不調が出ている時、どうしてもそこばかり気になってしまいますよね。

そのイヤな不快症状は、身体からの大事なサインです。

頑張って働き続けてきたからちょっと休ませて〜とか、色々気を使って我慢しすぎてるよ〜とか、「身体に無理をさせているよ、気をつけて!」ということを知らせてくれています。

痛みなどの不調があると、なんでこんなに痛いんよ!とか、早く治ってよ!とか、その不快症状を悪者扱いしてとにかく排除したいと思ってしまいますが、日頃から頑張ってきたからこそ不調が出てきてしまったんです。

そんな健気な身体の一部に対してさらにいじめるようなことはやめて、ぜひ優しくいたわってあげて下さい。

「いつも頑張ってくれてありがとう」という気持ちで優しくさすってあげると、少し楽になるはずです。

自分のことを一番大事に、ねぎらってあげて下さいね。

人間の記憶というのは不思議なもので、無意識にやっていることはほとんど覚えていません。

例えば、外出時にドアに鍵をかける動作は無意識でしていることが多いので、家を離れてから「ちゃんと鍵かけたかな?」と不安になったこと、ありませんか?

そんな簡単で習慣的なことは、ふと「鍵かけてきたかな?」と疑いの気持ちが出てくると、「たぶんかけたと思うけど、全く記憶にない…」となりがちです。

普通に問題なく出来ていることは、あまり意識することがないので記憶に残りにくく、反対に、何かちょっとうまくいかなかったり、イヤなことがあると、感情が動いて意識するのでしっかり記憶に残ってしまいます。

イヤなことばかりを記憶に残して思い出してしまう、というのでは、身体にもいい影響がなくてもったいないです。

いつもと変わらない1日、と思うような普通の1日にも「いいこと」だと気付かずに過ぎている素晴らしいことがたくさん起こっています。

今日も1日無事に過ごせた、というだけで、当たり前のようだけど素晴らしいことなのです。

当たり前で気付きにくい「いいこと」に意識を向けることで、幸せ感が上がって心身の調子も良くなっていきますよ(^^)
以前に紹介した「病気は才能」という本を、少しずつ読み進めています。

心の在り方が身体に症状として現れるという考え方は共感出来るところが多々ありますし、臓器と感情の関係についても東洋医学の考え方に通じるものがあります。

最近来て下さる患者さんにその考え方を取り入れつつお話を聞いてみると、皆さんその通り当てはまっているのでさらに確信を深めているところです。

身体に症状が現れるとその部分だけを注視してしまいがちですが、その症状が現れるに至った考え方のくせや思い込みにも注目して、今まで以上に根本的なところから心身のバランスを整えていく施術を心がけていきます。

考え方のくせは、自分では当たり前になっていることなので自分自身では気がつきにくいです。

身体に不調が現れるような考え方のくせは、気づいて受け入れ、変えられるようなら変えていって、よりラクに楽しく暮らしていけるよう、心身の調子を整えていきましょう(^^)